自戒を込めて書いています。
3人目が生まれて、
双方の実家が遠く、旦那さんも出張が多く、完全にワンオペ育児の中で、
6歳の長男が本当によくお手伝いしてくれました。
それまでお手伝いと言うと、
しつけの一環の意味合いが強く、
お手伝いを通して「こうなってほしい」とか「こういう事が出来てほしい」という感じだったけれど、
もう完全に手が回らないから手伝って!って感じに。
そしてそんな母の様子を察知してか、
頼んだことは何でもやってくれて、
「ちょっとそれ取って」とか「それ持ってて」とか小さいことから、
お風呂掃除に、3歳の妹のお世話までいろいろやってくれました。
本当に助かったし、頼もしく思いました。
それ自体は決して悪くないのです。
赤ちゃんが生まれて、お兄ちゃんになって、いろいろお家のことをお手伝いして成長していくのは自然な流れだと思います。
しかし、頼りにし過ぎて、まだまだ甘えたい年頃だろうに、そういう気持ちを受け止めてあげられていなかったのが良くなかったのだと思います。
問題行動と言うと少し大げさかもしれませんが、
この週末は家族でお出かけもして、久しぶりに外食もして、とても楽しい週末でした。
日曜の夜、お風呂入って、寝る準備もして、絵本も読んであげて、
楽しい1日だったね~さぁ寝ようかという時でした。
「もう1冊読んで!」とは言っていたのですが、
もう9時も過ぎているし、それまでに2冊読んであげていたので、
「明日は幼稚園だからもう寝るよ~」と聞き流していたら、
「読んで読んで!」と大きな声を出し、ワンワンと泣き出したのです。
まさにワンワンと泣くという状態で、それだけなくお布団の上で身体をくねらせ、手足をばたつかせ、まるで2~3歳の駄々っ子のようです。
年長さんになってから、言って聞かせれば納得したし、泣くことはあってもそんな泣き方はしなかったので一瞬目を疑いました。
もちろんまだまだ幼稚園児ですし、いろいろ成長してきたとは言え、言うこと聞かないことも、駄々をこねることも、泣くこともあります。
しかしこの時、意外に思ったのは、この日はとても楽しい一日で、そんなに怒ることもなかったし、怒った後で機嫌が悪かったわけでもなかったのです。
それに絵本をもう1冊読んでというリクエストを聞いてあげなかったけれど、それくらいのことはいつも納得してくれていました。
晴天の霹靂なんて言うと大げさですが、それほど駄々をこねることではなかったので、えぇ?どうしたの?!と言う感じだったのです。
とにかく泣いて布団の上で手足をバタバタさせて暴れているので、(2~3歳ならともかく6歳にもなると結構な迫力です)抱き寄せて背中をさすりながら落ち着かせました。
そしてお布団に寝かせてトントンしてあげると、しばらくすると眠りにつきました。
寝かしつけしながら、そんなに怒ることないのにって不思議に思っていたのですが、
「今まで出したくても出せなかった感情が爆発したのかな?」
「今日はとても楽しい一日だったのにどうして?って思ったけど、安心したから感情を出せたのかな?」
そんな思いに至りました。
きっと今までは私に余裕がないのを見て、我慢してることが多かったのです。
お手伝いもがんばってくれたし、3歳の妹が言うこと聞かないと折れてくれていたし、何か言って来ても後回しにしてしまっていたし、6歳なりにストレスが溜まっていたのだと思います。
そして大人ならイライラした時やストレスが溜まりきった時に爆発するけれど、子供は今の私になら言いたいこと言っても大丈夫と感じたから、爆発させたのではないかと思いました。
そしてよくよく思い返せば、妹の面倒は見てくれている反面、ちょっとしたことで手が出るようになっていたことを思い出しました。
それに来年の小学校入学に向けて、きちんと出来るように、最近少し厳しくなっていたなと気づきました。
そういったことはもちろん大事だけれど、もうすぐ小学生と言えども、まだまだ幼稚園児。先のことに目を向けつつも、今の子供をもっとしっかり受け止めていってあげなければと思いました。
子供は本当によく見ていますね。
まだまだ3人目に手がかかって大変な時だったら途方にくれていたかもしれません。
長男がお手伝いもしてくれて、いろいろ我慢してくれていたから(もちろんわがまま言うこともありましたが)、何とかやってこれたのです。
そして私に余裕が出来てきたのを感じ取って、の今回のことだったのでしょう。
今回のことは、長男からのメッセージだと胸に刻んで、今までの分もしっかり受け止めてあげなければ、と思います。
今日は自戒も込めて書きました。