こんにちは、こまちです。
現在、3人の子育てをしている私ですが、子育てが一番しんどかった時期はいつだったと思いますか?
3人なんて聞いただけでも大変そう!
1人目より2人目以降の方が絶対大変!
私はずっとそう思ってました。
ですが、3人目の子育てをしている現在が、今までで一番余裕があるように思います。
もちろん毎日てんやわんやして、相変わらず怒ってばかりだし、最近では長男の困った行動など悩みは尽きないのですが…
私が子育てをしていて断然ラクになったなと思うのは、『ルール』を決めたこと。
単純なことのように思いますが、とっても大切なことでした。
子育ての悩みを解消する『ルール』について書きたいと思います。
Contents
一番大変だった時
現在は、【6歳長男、3歳長女、0歳次女】の3人の子育てをしてます。
結婚する前から漠然と、子供は3人欲しいなぁって思っていました。
私自身が2人姉妹で育ったので、3人兄弟って何かいいなぁって憧れがありました。3人になれば社会が出来て面白いって言いますし、私自身が親として子供が1人や2人だと干渉しすぎてしまいそうだったので、3人で手が回らないくらいの方が子供にとってもいいんじゃないかって思っていたのもあります。
1人目の長男が生まれて、そんな夢は吹き飛んでしまいます。
まぁうちの長男は、よく泣く・甘えん坊・寝ないと手のかかる子だったのです!
それはもう大変な日々でした。
赤ちゃんの時から、おっぱい、眠い、起きた、それ以外にも何だかよくわからないことでとにかくよく泣く。
起きたら抱っこ抱っこ。ベビーカーは乗らない、チャイルドシートも嫌がる。それも身体をくねらせて暴れて拒否。エルゴだけは入ってくれていましたが、それも1歳くらいの歩き出すころには降りる降りると暴れる。
もうお出かけするのも大変!
当然のごとく、魔の2歳の頃は想像を絶する大変さでした。
自己主張の激しかった長男
赤ちゃんの頃から、要求が激しく、とにかくその要求が通るまでは顔を真っ赤にして泣き叫んでいた長男ですから、『魔の2歳児』と言われる時期がラクだったわけがありません。
それなりに覚悟していましたが、もう本当に毎日が地獄のようでした。
男の子だったこともあってか、言葉がそんなに早くなかったので、自分の意思を伝えられず泣いて暴れるのです。
駄々をこねるとかっていう次元じゃなくて、壁や床に身体をぶつけるくらいの勢いで暴れるのです。
この頃はもうどうしたいいかわからなくて、毎日途方に暮れていました。
そして毎日毎日、児童センターやら保育園の園庭開放やら、なにかしら子供と参加できるイベントを探しては出かけていました。
もう長男と2人で居るのがしんどかったのです。
もちろん長男が嫌いな訳でも憎い訳でもないのです、可愛いと思う気持ちは当然ありますし、人並みに親バカでもありました。
ただただ大変だったのです。
2人目の誕生
実家は遠くて頼りに出来ないし、旦那さんも出張が多くて夜も遅いし、完全に平日はワンオペ育児だったので、長男と2人の毎日がしんどくて、2人目を切望するようになります。
もともと結婚も遅かったので、2人目が欲しいなら早くしないと、そんなに悠長にしてもいられなかったのですが、長男の育児が大変で、そんな毎日を変えたくって2人目が急ぎました。
そして2人目の妊娠・出産
女の子だったからか、2番目だからか、まぁびっくりするくらい手がかからない子でした。
『一姫二太郎』って言うけど、ほんと長男と長女が生まれてくる順番が逆ならどれだけラクだっただろうなぁと痛感しました。
2人の育児は物理的には、やることが増えて大変だったけれど、お家の中に人が増えて長男と一対一じゃなくなったのは、精神的に少しは楽になったものです。
魔の2歳児&赤ちゃん返り
2人目が生まれて、長男は環境の変化で赤ちゃん返りがひどくなっていました。
長男のケアは意識してしていたつもりでしたが、抱っこ抱っこの甘えん坊だったこともあって、ママを取られた感がひどかったのか、赤ちゃん返りもひどかったです。
ちょうど長男が2歳6か月の時に、2人目は生まれたので、魔の2歳児の真っ只中!
それに赤ちゃん返りまで加わったのですから、それはもう大変!!
言う事なんて聞かない、暴れる、叫ぶ。
家庭内暴力…反抗期…そんな言葉が頭をよぎる位で、まだ2歳でこんなだったら、もっと大きくなったらどうなるんだろうと末恐ろしくなりました。
ルールを決める
長男は、甘えん坊で自己主張が激しく、自分の要求が通らないと暴れて反抗するので、本当に手を焼きました。
だからと言って、何でもハイハイと思う通りにしていいとは思えません。
いったいどうしたら、落ち着いてくれるのか?
私の何がいけないのか?
それとも長男の持って生まれた気質だから仕方ないのか?
いろいろ悩んで行きついた答えが『ルール』を決めることでした。
大変だった長男の育児も、『ルール』を決めるようになってからは随分と楽になりました。
しんどかった原因
一番大変だったのは、長男がちょうど幼稚園に入る前の2~3歳の頃でした。
言うこと聞かない長男に手を焼いて、精神的にも参ってしまっていた時、どうしてこんなにしんどいんだろうかと考えました。
2~3歳の頃は自我も芽生えて自分で出来ることも増えてくるけど、まだまだ自分1人では出来ないことも多く、1人でやりたいけど目が離せない時期。
そして思い通りにいかないと癇癪をおこす。
基本的には失敗することも含めて、出来る限りはやらせてあげたいと思う。
しかし、やってはいけないこともあり、それを言って聞かすのが大変。
また完全にダメなこと(お友達をたたくとか)、やらないといけないこと(歯磨きとか)は譲れないのだけど、グレーゾーンのことってありますよね?
時と状況に応じては、可だったり不可だったり。
おやつは10時と3時が基本だけど、その以外の時間にも食べるとか、買い物に行った時に何か買ってあげたり、あげなかったり、
そんな時と状況によっては変化するような、絶対的なことじゃない時にどうするかの決断に悩むのがストレスになっていることに気づきました。
どっちでもいいから悩む
例えば「歯みがきしたくな~い」って言っても、それはやらないといけないことだから、歯磨きするかしないかで悩むのではなく、どうやって歯磨きするように持って行こうかってことで悩みます。
例えばお出かけするときに「パジャマのままで着替えたくな~い」って言っても、パジャマのままでお出かけする訳にはいきません。病院に行くならパジャマのままは仕方ないかもしれませんが、元気にお出かけするのにそんな訳にはいきません。
そんなやるべき事が決まっている時は、悩むというよりは、どうやってやりたい方向に持って行こうかという事を考えます。
それが、
例えばお買い物に行って「お菓子買って~」って言う時。
例えば10時でも3時でもないご飯前に「おやつ食べたい!」って言う時。
その時の状況によっては「まぁいいか」と思えなくもない、基本的にはダメだけど、たまにはいっかと許してしまう。
そういう時と場合に応じて、こちらの対応が変化するような時ってありますよね?
こちらにしたら、今回だけ特別のつもりでも、子供にとっては一回オッケーだったら、その先ずっとオッケーになってしまう。
子供にとっては、あの時だけ特別だったのよ。って言っても通じない。
一回オッケーだったことは、次もオッケーになると思う。
そしてそれを要求してくる。
そうすると悩むわけです。
確かに前回はオッケーにしちゃったからな。
いやでも毎回はダメだよ。
でもあんまりダメダメ言うのもかわいそうだしな。
あぁもういいや!
いやいや、やっぱり良くないよ。
・・・
この自分の中での葛藤がしんどい。
そして子供の要求に折れてしまったら、ダメな母親な気がして自己嫌悪。
がんばって要求をはねのけたとしても、なんかしょげてる子供を見て心が痛む。
どっちにしてもしんどい。
グレーなことを減らす
どっちでもいいって、実はしんどいのです。
ママにとっては、その都度状況に応じて判断しないといけないし、
子供にとっては、前はこうだったのに今は違うって混乱しちゃう。
かと言って、何でもかんでも絶対こうじゃないとダメ!って決めてしまうのは、これまたお互いにとってしんどいのですが、
自分が日々子育てをしていて悩んでることに関しては、『ルール』を決めてしまうのです。
我が家の場合は、
- お腹空いたおやつおやつ!と時間に関係なく言う。
- おもちゃをお店で見たら、欲しい欲しいと騒ぐ。
とにかくこの2点が、私を悩ますトップ2でした。
なので、決めたルールは、
- おやつは10時と3時。それ以外の時間にお腹がすいたらおにぎり!
- おもちゃはお誕生日にリクエストを聞く。それ以外の日には買わない!
ということでした。
ルールを決めてから
自分が楽になった
ルールを決めたからと言って子供はすぐに「はい、わかりました。」なんて納得しません。
当然のごとく、今までと同じように「おやつおやつ!」と時間に関係なく要求してくるし、お店にお買い物に行ったら「あれ買って、これ欲しい!」と言って騒ぎます。
しかし、私の気持ちは全然違います。
もう悩みません。
「おやつは10時と3時って決まってるでしょ。」
「おもちゃはお誕生日に買おうね。」
何を言われても、もう決めているので、答えは一つです。
決めているってすごくストレスフリーなんです!!
もちろん、その後の子供を納得させるまでの大変さはありますが、自分の中で確固たるものがあると、それに沿って行動するだけ。
「どっちにしようか」って決断する悩みはストレスになるけれど、
「どうしたらいいのか」って方法を考えることはストレスにならないのです。
軸が出来ると子供も変わる
『ルール』を作って、自分の子育てに軸が出来ると随分気持ちが楽になりました。
そして、今まではオッケーだったり、ダメだったり、ブレブレだったママの言動に一貫性が出てくると、子供もあきらめがつくのか、無謀な要求はして来なくなりました。
こちらが断固ダメ!って言ってることに関しては、ダメってわかってるからか、前ほど激しく要求してこなくなったのです。
ほんと子供ってよく見てるなぁって思います。
こっちが疲れてたり、まぁいっかって隙が少しでもあると、「いける!」と思うのか、「食べたい食べたい!」「欲しい欲しい!」と連呼して要求してくるけれど、断固ダメってオーラを感じ取るのか、引き際が早くなった気がします。
まぁそれでも要求はしてくるのですけどね。
もちろん『ルール』を決めたからって、もう絶対に絶対に何があってもダメ―!!という事でもありません。
状況に応じて今回は「いいよ」っていう事もあると思います。
でもそれまでは子供の要求に屈することが「負け」のような感じがして、何だかダメな母親って気分になっていたのですが、余裕をもって判断できるようになりました。
屈するのではなく、自分で状況を考えてオッケーにするということです。
そして、その理由を「いつもはこうだけど、今回は~だからいいよ」って子供に言ってから許可するようになりました。
子供も子供なりに納得してくれるようになりました。
お家の『ルール』を作ろう!
私が最初に決めた『ルール』はこの2点でした。
- おやつは10時と3時。それ以外の時間にお腹がすいたらおにぎり!
- おもちゃはお誕生日にリクエストを聞く。それ以外の日には買わない!
各家庭によって、悩んでることは違うと思いますし、年齢によっても変わってくると思います。
「えっそんな当たり前のこと?!」って思う人もいるでしょうし、
逆に「そんなことルールにしないといけないの?」って人もいるでしょう。
考え方や、育ってきた環境にもよるでしょうし、子育てにおいて何を重視するかによっても変わってくると思います。
大切なことは、自分にとって、子供にとって、家族にとって、何が大切か考えること。
そういう子育ての軸が出来れば、随分と楽になります。
ちょうど我が家が『ルール』を決めたのは、長男が幼稚園に入園する前の3歳の頃でした。この頃になると約束も出来るようになってくるので、『ルール』を決めやすくなってくる頃でもあると思います。
そして年齢に応じて『ルール』も増えたり、変化していきます。
そうやって積み上げてきたものが、それぞれのお家の常識になっていくのではないかなと思います。
子育てで悩んでいるママたちに少しでもお役にたてばいいな、と思います。